海外で働くなんて、しかもアメリカなんて、レベルが高くてきっと無理だよ……。
私も最初はそう思っていました。実際に経験して難しいことも多かったけれど、やってみると、日本での就職活動と共通する部分も意外と多かったよ。
こんにちは、Kanaです。
私は日本で機械設計の仕事をしていましたが、夫のアメリカ駐在に帯同するため、仕事を休職して渡米しました。
英語にも自信がなく、アメリカに知り合いもいない状態からのスタートでしたが、就職活動を始めて約5か月後、現地のメーカーに就職することができました。
この記事では、私がアメリカに帯同してから現地就職するまでの経緯をご紹介します。
- なぜアメリカに来たのか
- なぜアメリカで働こうと思ったのか
- どのように就職活動を進めたのか
- 実際にアメリカで働いて感じたこと
駐在帯同でアメリカへ
私は夫と同じ、日本の機械メーカーで働いていました。結婚してしばらくは、自分のキャリアのことを考え、私は日本に残り、夫はアメリカに単身赴任していました。
しかし、少し仕事が落ち着き、以前から留学や海外駐在に憧れていた私は、当時の仕事を休職し、夫の残りの任期を一緒にアメリカで過ごすことに決めました。
実際、行くと決意するまでは本当に多くの葛藤がありました。
入社して4年。ちょうど仕事が楽しくなってきたときだったので、2年ほどキャリアを中断することへの不安、言語への不安、親や友達と離れる不安など、いろいろ悩みました。
しかし、アメリカで生活する機会は貴重ですし、夫と一緒に新婚生活を過ごす時間も大切にしたかったのです。
最後は「人生、流れに身を任せてみるか!」と、えいやっと行くことに決めました。
渡米前の準備や、休職にあたって会社に相談したことなどは、また別の記事で紹介しますね。
アメリカで働いてみようと思ったきっかけ
アメリカで何をして過ごすかについては、渡米してから考え始めました。
駐在帯同中の過ごし方は、人それぞれだと思います。例えば、ESL(英語を学ぶクラス)に通ったり、現地の友達を作ったり、大学に進学したり、パートタイムやフルタイムで働いたり。
そんな中で、私がフルタイム勤務を選んだのには、大きく3つの理由がありました。
① ESLで出会った友達が、みんな働いていた
私がアメリカで過ごせる期間は、夫の残りの任期である約2年間でした。
休むには長いし、何か新しいことをするには、あまり時間がない。
そう思った私は、アメリカに来て2か月ほどでESLを見つけ、通い始めました。
ESLには午前・午後・夕方の3つの時間帯があります。私はどの時間でもよかったので、人数の少ない夕方のクラスに通うことになりました。
クラスには、スペイン語や韓国語を母国語とする生徒が多くいました。
みんな決して英語がペラペラというわけではありません。それでも、仕事をして、仕事終わりにESLに通っていたのです。
アメリカには、英語を母国語としない人もたくさんいて、そんな人たちも英語を学びながら働いている。
その姿を見て、**「英語が完璧になってから働く必要はないのかもしれない」**と思うようになりました。
そして、せっかくアメリカに住んでいるのだから、英語を学ぶだけでなく、実際に働くことにも挑戦してみたいと感じ始めたのです。
ESLの探し方や通い方についても、別の記事で詳しく紹介する予定です。
② 自分の将来について、改めて考えた
もう一つのきっかけは、時間に余裕ができ、自分自身についてじっくり振り返ってみたことです。
せっかく時間があるのだから、他の職業に就く準備もできるし、大学に行き直すことだってできる。
そこで、自分の得意なこと、好きなこと、やってみたいことを整理してみました。
結果、私はやっぱりモノづくりに興味があり、設計という仕事には没頭できていたな、と思い出しました。
日本に帰った後もまた設計の仕事ができるように、スキルを身に着け、キャリアを継続しないといけない。大学やテクニカルカレッジに通うことも考えましたが、やはり、これまで学んできたことや仕事で培った経験を、実際の仕事で活かしていきたいと思いました。
③ 自分でお金を稼ぐことが、自信につながっていた
最後の理由は、お金を稼ぐということが、いかに自分の支えになっているかに気づいたことです。
自分で生活できるだけのお金を稼げている。
これは、この変化の大きい世の中で生きていくうえで、大きな自信になると考えました。
もちろん、働くことだけが充実した海外生活の過ごし方ではありません。
でも、私にとっては、仕事をすることが自分らしく過ごすための大切な要素だったのです。
長くなりましたが、せっかくアメリカにいるのだから、できることに挑戦してみたい。自分のキャリアを大切にしたい。そして、自分でお金を稼ぎたい。
そんな思いから、夫とも相談し、初めての海外就職に挑戦することにしました。
実際に経験したアメリカでの就活
実際に経験したアメリカでの就職活動は、慣れるまでなかなか大変でした。
私は日本でも新卒で入社した会社でしか働いたことがなく、転職活動の経験もなかったので、何もかもが新鮮でした。
結論から言うと、就活を始める決意をしてから約5か月で、今の会社に就職することができました。
私が実際に進めた就職活動の流れは、次のとおりです。
- 就労資格の確認:自分のビザ・在留資格に基づいて働けるか、夫の会社の規定に問題がないかを確認
- 滞在予定期間の確認:あとどれくらいアメリカで働けるのか整理
- 求人情報の収集:IndeedやGlassdoorなどで、自分の専門性が活かせる仕事を探す
- Resumeの作成:まず基本となるResumeを作り、応募先に合わせて調整
- 求人サイトへの登録:LinkedInなどにプロフィールやResumeを登録
- 求人への応募:毎日3件ほどを目標に応募
- 企業や採用担当者からの連絡:応募先からの返信やスカウトを待つ
- 電話面接:書類選考を通過した企業と電話で面接
- 本面接:仕事内容や経験について詳しく話す
- 選考結果の連絡:合否の通知を受け取る
- バックグラウンドチェック:内定後、必要な確認手続きを進める
- 入社:無事、アメリカでの仕事がスタート!
もちろん、企業によって選考の流れは異なりますが、私の場合はこのような手順でした。
求人を見ていると、意外にも日本で経験していた仕事内容が、アメリカの求人で求められる条件に当てはまっていることに気づきました。
英語に不安があっても、これまで日本で積み上げてきた専門性は、アメリカでも活かせるかもしれない。
そう思えたことも、就職活動を続ける支えになりました。
次の記事から、これらのステップについて詳しく紹介していきます。
アメリカで働いてみて
現在は日系メーカーで、アメリカやペルーなど、さまざまな国の出身者と一緒に働いています。職種はいわゆるサービスエンジニアです。
お客様のトラブルシューティングや改造要望、技術的な質問への対応をはじめ、マニュアルの作成、図面の修正、社内スタッフへの技術トレーニングなど、幅広い業務を行っています。
設計そのものを担当する仕事ではありませんが、お客様や現地スタッフの声を直接聞ける、とてもよい機会をいただいています。
特に、日本で培った専門知識を活かして、お客様の要望をすぐに図面に反映し、迅速に対応できたときは、とてもうれしかったです。
日本で積み重ねてきた経験が、アメリカでも役に立っていると実感できた瞬間でした。
もちろん、業務はほとんど英語なので、今でも言葉や仕事の進め方の違いに戸惑うこともあります。
それでも、アメリカで働くことができて、たくさんのことを学び、貴重な経験を積めています。
これから海外で働いてみたい方へ
私は正直、学生時代から英語が全科目の中で一番苦手でした。
日本にいたときに出席した英語会議では、「 I will submit it next week.」を言うだけなのに、一日中緊張していました。(笑)
そして、アメリカに知り合いがいたわけでもないので、就職活動はゼロからのスタートでした。
そんな私でも、一つひとつの課題を考え、改善しながら進めることで、アメリカで働くことができました。
もちろん、誰でも同じように就職できるとは限りませんし、私自身も苦労したことはたくさんあります。
でも、最初から「自分には無理」と決めつけなくてもいいのかな、と思っています。
このブログでは、これから海外で働くことに挑戦したい方のために、私が経験してきたことをできるだけ詳しく発信していきます。
海外でも、自分らしく暮らせますように。
このブログが、誰かの小さな一歩を踏み出すきっかけになればうれしいです。
